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北海道へJR線完乗の旅(その5) 納沙布岬

その1
追分付近
その2
川端駅
その3
釧路周辺
その4
根室駅
その5
納沙布岬
その6
有珠山
その7
函館市電
その8
函館山

根室駅で挨拶を終えた後、納沙布岬まで行きたいがバスの時刻表を見ると次のバスまで1時間以上もある。観光案内所があったのでタクシー料金を聞いてみると以外に高いので、観光タクシーの方がいいと言われた。
2時間コースで10,800円とのこと。レンタカーより高いが、見知らぬ土地なので観光タクシーを頼むことにした。この頃になると台風一過で綺麗な青空見えてきた。納沙布岬をまずオホーツク側から岬の方に行く。
いつ霧が出るか分からないから先に北方領土の方に向かうそうだ。
通常、この天気だと北方領土が良く見えるらしいが、今日は台風の関係で沖合の天気が良くなく北方領土見えない。しかし、納沙布岬の望郷の岬公園までくると沖合に貝殻島灯台が見えたが水晶島は見えなかった。運転手は、さかんに「この天気なのにおかしいな!」と申し訳なさそうに詫びていた。
沖に小さく見える貝殻島灯台。これを境に向こう側がロシア領、左側がオホーツク、右が太平洋になるという。


納沙布岬灯台


灯台下にはロシアの船の残骸があった。


四島の架け橋のモニュメント。


観光タクシーは岬を後にして花咲港に向かう途中、日本鉄道の最東端の駅「東根室」に寄って貰った。
時刻表を見ると10分ほどで上り列車が来るのでタクシーを待たせて列車を撮影することにする。
東根室駅に進入する釧路行きの上り列車。1日6本の貴重な列車と駅表示を入れて撮影。


タクシーは納沙布岬の太平洋側をまわり花咲港についた。オホーツク海と違い太平洋側は波が荒かった。
貼るかにみえる半島の向こうがノサップ岬、そこからここまでタクシーで来た。台風の関係で波が高かった。

花咲港の灯台近くにある根室車石では、台風の余波で大きな波が岩に当たっていたので暫く波の撮影をする。
妻と運転手は政治論議!?をしていた。すぐの沖合にはユルリ島が見えた。近くに来た女性3人組が「あれが北方領土ですか?」と訪ねてきた・・・。


車石沖合に浮かぶユルリ島。女性3人組はこれを北方領土と思ったらしい。


納沙布岬一周のタクシー観光は終了した。レンタカーを借りず土地の説明を受けながら滅多に行けない所や日本最東端の寿司屋や、大人気の母と娘で営む居酒屋、土地の話などをしながらの有意義な観光であった。
タクシーの運転手も祖先は北方領土から帰還したらしい。旅館「大野屋」さんの前で降ろしていただいた。
大野屋さんは根室駅長の紹介で予約した宿で、今夜は北海道に来て始めて畳の上で寝られる。旅館での夕食、箸袋には我々の名前がプリントされていた。更にチェックインの時に「今日か明日が誕生日」とのチェック項目があったので、そこに印を付けると宿から記念品をいただいた。この日のメインは花咲ガニ。


翌朝、フロントに行き、釧路新聞を購入すると一面に我々の事が出ている。普通3面記事や地方版のすみにでるのかと思っていたので一面とは驚いた。しかもカラー写真入りで記事も大きかった。こちらでは1面が地方版らしい。9月9日の朝刊。誕生日の日の新聞で、これもいい思い出になる。記事の拡大!?


9日は再び根室駅から釧路に戻る。今日は日曜日なので根室駅長もお休み。帰りは鈍行列車で釧路駅までのんびり行くことにする。途中の糸魚沢駅を過ぎるころから列車は湿原の中を進み、厚岸湖、厚岸湾のすぐ脇を通る。
この辺でいつか列車の撮影をしたいと思う。
釧路10:38分着で、11:17分発の「スーパおおぞら6号」で南千歳に行き、そこから「スーパ北斗」で洞爺に行く。
今夜は洞爺観光ホテル泊。根室から洞爺まで普通列車と特急で8時間半かけて縦断した。 8日、9日と夕張ー新夕張でSLが走るのだが、スケジュールの関係でどうしても撮影する事は出来なかった。 直ぐ近くにいながら撮影できないのは断腸の思いである。もう少し列車本数が多ければ・・・・。
ホテルの部屋は湖に面しており、部屋から羊蹄山がはっきり見えた。


こちらのホテルは、2008年サミット会場となる「ザ・ウインザーホテル洞爺リゾートスパ」である。


今日は誕生日なので、子供達の計らいもあって、タラバガニ、毛ガニ、トウモロコシ、メロン、帆立バター、じゃがいもバターの豪華版特別料理を頼む事にした。温泉に浸かりビールを飲んで大満足。
また夕食後は湖上花火があり、部屋から再びビールを飲みながら鑑賞であった。



その6 有珠山へ
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