D52形 蒸気機関車
第二次大戦の末期、戦時輸送強化のために1943年から1946年にかけて285両が製造された国鉄ミカド型の最強最大の貨物用機関車。ラストナンバーは468であるが、途中183両分は終戦で製造中止となった。大きなボイラーでD51を上回る牽引力を誇る。戦時中のために当初は資材や行程を省き、デフやランボード、テンダーの一部等を木製にしたほか、角形の蒸気ドームであったが、後に標準に改造された。また、一部のD52は、C62、D62に改造された。浜松、鷹取工場、日車、川崎、日立、汽車、三菱で製造。改造は浜松、広島、鷹取工場、日車、日立。全長21105mm。

D52216
密閉キャブのD5256


D52216
資材不足の戦時中製造された角形ドーム、デフとテンダー上部が木製のD52204(後に改造された)


D52216
戦時型の特長である角形ドーム、テンダーの一部木製、温水温め器はボイラー上に付いていないD52216


D52235
鹿沼公園に保存されている D52235(車体は138号機を使用している。)


D52333
K9形門デフのD52333


D52340
吹田の集煙装置の付いたD52340


D52415
変形デフのD52415

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