3420形 蒸気機関車
北九州鉄道が汽車製造で、1925年(大正14年)に3両、1926年(大正15年)に1両(製造番号872)を製造した、サイドタンク式機関車で、1937年(昭和12年)の国有化にともない、鉄道省籍となったものである。これらは北九州鉄道では5形(5 - 8)と称したが、国有化後は3420形(3420 - 3423)に改番された。1925年製の5 - 7と1926年製の8では形態が異なり、5 - 7の蒸気ドームを安全弁とともに第2缶胴上に、その前後の第1缶胴と外火室上に砂箱を設けているのに対して、8(3424)は蒸気ドームが第1缶胴上に、砂箱が第2缶胴上に移り、外火室上には安全弁が蒸気ドームから分離されて設置されている。国有化後は、筑肥線ならびにその周辺で使用され、1949年(昭和24年)に廃車となった。


3420形
3422号機

 

3424形
3424号機


inserted by FC2 system