クヤ99
鉄道技術研究所所属の電気車性能試験車で元はサハ48008。従来からの木製試験車クヤ16001(クヤ9010)の老朽化が著しくなってきたことから、サハ48008を代替車として改造することになった。1955年4月、48008は大井工場で車両性能試験車クヤ9020に改造され、当初は濃緑色であったが後にぶどう色に塗装された。形式番号も切抜き文字で表示されており、国鉄旧形電車としては唯一の存在である。後述の1959年の改番によってクヤ99形(99000)となり、1基のパンタが外され冷房装置も搭載されたが、1966年に後継のマヤ11形が落成したこともあり、1976年(昭和51年)に老朽廃車となった。

クヤ99000
クヤ99000


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