クモユ143
1982年の長野地区の郵便車併結の客車列車の一部が電車化されるのにともない、郵政省所有の郵便車(私有車)として3両が製造された。製造所はいずれも川崎重工業である。
車体構造や機器配置はクモニ143形をベースに製作され、他の郵便車と同じく、区分室上部には冷房装置が設けられていた。1986年に郵政省が鉄道郵便輸送を廃止したことにともない用途を失い、国鉄に譲渡されることなく登場からわずか4年足らずで他の郵便車とともに全車が廃車解体された。

クモユ143-3
クモユ143-3


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