クモヤ495(クモヤ193-50番台)
1966年(昭和41年)に日立製作所笠戸工場で製造された架線試験用の交流直流両用試験車である。クモヤ495形(クモヤ495-1) + クモヤ494形(クモヤ494-1)の2両でユニットを組み、1編成2両のみ製造された。クモヤ494形のパンタグラフが集電・測定の切替えができるのに対し、クモヤ495形は測定専用で集電はできない。1982年(昭和57年)にはクモヤ495形の連結面側のパンタグラフが撤去された。1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化後は東海旅客鉄道(JR東海)に引き継がれることになったが、JR東海の在来線には交流電化区間がないことから、不要となる交流機器を撤去し、一部の屋根の空いたスペースに冷房装置を設置の上、分割民営化直前の同年3月28日付で193系50番台(クモヤ193-51 + クモヤ192-51)に形式変更された。この際に、クモヤ494形のパンタグラフのうち1基は集電機能を撤去、霜取り専用パンタグラフとなった。

クモヤ443
クモヤ495-1


クモヤ443-2
クモヤ494-1


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