クモハユ74
クモハユ74形は、房総西線木更津駅 - 千倉駅間電化に際し、1969年にモハ72形の改造で3両製作された。
他の改造荷物車・郵便荷物合造車と異なり、車体の載せ替えを行わず、旧車体をそのまま流用、両端に運転室を増設して両運転台化した。側面は、前位1/3を占める郵便室部分は車内に仕分け棚が設置されたため窓がすべて埋められているが、残りの部分は旧車体そのままの3段窓4ドアで種車の面影を残している。前が郵便室、後が客室という半分ずつの合造だが、実際には客扱いはほとんど行われずに荷物車代用として用いられた。
クモハユ74001のみは、当初クモハ74形で竣工し、座席の上に可動式区分棚を設置する構造で、郵便室部分の窓もそのまま残されていたが、再入場・改造のうえ改めてクモハユとして竣工している。房総地区では1978年まで使用され、全車大船電車区へ転出。事業車代用や東海道貨物線の訓練運転用に使用された後、1981年までに全車廃車となった。

クモハユ74
クモハユに改造前のクモハ74001


クモハユ74
クモハユ74002

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